


10日(日曜日)は3歳牝馬クラシック・桜花賞が行われ、ジュエラーがゴール前の接戦を制して優勝しました。その同じ日に、福島競馬場にJRA女性ジョッキー・藤田菜七子騎手が初登場。当日は7鞍に騎乗し、第9レースの「サラ系4歳以上500万下」(ダート1150m・16頭立て)で1着となり、待望のJRA初勝利を挙げました。
藤田騎手は2番人気の⑫サニーデイズに騎乗。スタートで上手く飛び出すと、2番手に位置づける。3コーナーに入っても先頭の⑪リバーコンサートを追走し、3,4コーナー中間点で並ぶと、直線に入ったところで先頭に躍り出る。菜七子がムチを入れると、後続を突き放す。⑦エイシンカーニバル、⑥ストロングトリトン、⑬スカイアクセスが追いかけるも、それらの追撃を抑えてゴールイン!サニーデイズが押し切って快勝。藤田菜七子騎手がついにJRA初勝利です!
3月5日に中央デビューを果たしてから37日目、藤田騎手がデビュー51戦目にして中央初勝利。中央競馬でJRA所属女性騎手が勝ったのは、2004年6月の牧原由貴子さん(現・増沢)以来約12年ぶりです。サニーデイズが先頭でゴールした瞬間、スタンドから大歓声が沸き起こり、レース後にはファンからの「おめでとう」の祝福を受けて涙を流し、インタビューでは「ホッとしたと言うよりとても嬉しい。やっと勝てた」と笑顔で語りました。
デビュー前から大きな注目を集め続け、3月24日に地方・浦和競馬場でデビュー初勝利を挙げましたが、中央ではなかなか勝てず。同期に先を越され、本人も焦りを感じたり、弱気になるところもあったけど、ようやく1勝を掴むことができました。いっぱい苦しんだ分、嬉し涙と菜七子スマイルが弾けてましたね。これからも勝ち星を積み重ねてもらいたいです。
藤田菜七子騎手の今後のスケジュールは、12日に金沢競馬場、13日は船橋競馬場で騎乗。金沢では「ようこそ藤田菜七子騎手杯」、「藤田菜七子騎手来場記念」、「がんばれ菜七子さん!」と藤田騎手の名前が入った冠レースが3競走も実施されます。そして、船橋の交流重賞の「マリーンカップ」では、ブラックバカラ(高知所属)に騎乗予定。当日は「まだら馬」のブチコも参戦。ブチコと菜七子が一緒に見られるのは楽しみですね~。地方連戦の後は、16日と17日に福島競馬場に2日連続で参戦。ふなっしー(16日に来場)との2ショットは実現するか?菜七子フィーバーはまだまだ続く。




