



QVCマリンフィールドで千葉ロッテマリーンズとの首位攻防戦を戦っている福岡ソフトバンクホークス。27日の初戦は、東浜巨投手が8回無失点の好投&今宮健太選手の決勝タイムリーヒットが飛び出し、1-0でロッテに勝利しました。
首位攻防戦の28日は、「BLACK BLACK CLASSIC」と称して行われ、ロッテはアウェー用の黒ユニフォーム、ホークスは白いユニフォーム(ホーム用)を着用します。この日の先発はロッテ・スタンリッジVSソフトバンク・千賀滉大でしたが、ホークス打線がスタンリッジに襲い掛かりました。
両チームのスタメン
ソフトバンク 千葉ロッテ
1(右)城所龍磨 (右)清田育宏
2(遊)今宮健太 (三)中村奨吾
3(中)柳田悠岐 (左)角中勝也
4(一)内川聖一 (指)デスパイネ
5(指)長谷川勇也 (二)ナバーロ
6(三)松田宣浩 (遊)鈴木大地
7(左)中村晃 (一)細谷圭
8(捕)鶴岡慎也 (捕)田村龍弘
9(二)牧原大成 (中)岡田幸文
(投)千賀滉大 (投)スタンリッジ
ホークスは1回、先頭の城所がレフト線を破る2塁打を放つと、続く今宮の犠打をロッテ1塁手・細谷が処理できず、無死1,3塁となる。一打先制のチャンスで、柳田の遊撃ゴロ→併殺崩れの間に3塁走者が生還し、ホークスが初回に1点を先制します。
続く2回、中村晃と鶴岡が続けて四球を選び、ランナー2人置いて牧原がロッテ先発・スタンリッジの2球目のスライダーを捉え、ライト前タイムリーヒットで2点目を挙げる。なおも1死1,2塁で今宮が甘く入ったスライダーを振り抜き、レフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で2点を追加。さらに柳田が初球ストレートをジャストミート!左中間への大飛球は、スタンド上段に飛び込んだ…。特大2ラン本塁打でまた2点を追加し、この回5得点。2回までに6点を奪い、ロッテ先発・スタンリッジをKOしました。
6点の援護を貰ったホークス先発の千賀ですが、2回裏に鈴木にヒットを許すと、細谷にストレートを打ち抜かれ、レフトスタンドへの2ラン本塁打を浴びてしまいます。3回も2アウトを取った後にヒットと四球のランナーを出したものの、無失点で抑えました。
ホークスは4回、城所のヒット、2つの四球で2死満塁と攻め立てるも、長谷川が三振に倒れて3者残塁。一方の千賀は、ランナー2人背負いながらも、ロッテの追撃を許しません。
6回、ホークスは2死走者無しの場面で、今宮がロッテ3番手・藤岡貴裕のストレートを強振。レフトスタンド中段に突き刺さるソロ本塁打を放ち、ホークスに7点目が入ります。
苦しみながらも粘り続ける千賀は、7回も走者を2人出すも0点に抑え、7回を投げ終えたところで降板しました。
ホークスは8回に先頭の牧原がヒットで出塁すると、相手の暴投で3塁に進塁。1死3塁で今宮の遊撃ゴロの間に1点追加。柳田四球で2死1塁とし、内川がロッテ5番手・高野圭佑の初球を打ち上げ、レフトへの2ラン本塁打。この回3点を挙げて、10-2と勝利を決定付けました。
2016年5月28日パリーグ QVCマリン
ロッテVSソフトバンク 10回戦
<ロッテ3勝6敗1分け 観衆:29,569人>
ソ|150 001 030|10
ロ|020 000 000|2
[勝] 千賀(4勝0敗)
[負] スタンリッジ(2勝5敗)
[本] 柳田(ソフトバンク/7号)、細谷(ロッテ/2号)、
今宮(ソフトバンク/4号)、内川(ソフトバンク/7号)
首位攻防戦の第2ラウンドは、ホークス打線が2回までに6点を奪い、昨年までチームメイトだったスタンリッジ投手をマウンドから引き摺り下ろし、中盤以降も今宮選手と内川選手のホームランなどで追加点を重ね、10得点を挙げました。投げては先発の千賀投手が7回まで2失点に抑え、8回から2番手で登板した岩嵜翔投手が2イニングをパーフェクトピッチング。投打でロッテを圧倒したホークスが10-2で完勝。ロッテに連勝し、3連戦勝ち越しを決めました。
千賀投手は7回まで131球の力投で、被安打7・7奪三振・7四死球・2失点の内容。3週間ぶりの白星を挙げ、今季4勝目をマークしました。立ち上がりに2つの四死球を与え、2回には2ラン本塁打を浴び、3回以降もランナーを背負い続けましたが、再三の失点のピンチを凌ぎました。千賀投手は制球に苦しんだけど、打線の援護に助けられましたね。
打線の方はチーム全体で12安打。バッティング好調の今宮選手は、2打席目にレフトフェンス直撃の2点タイムリーヒット。もう少し海風に乗っていればスタンドインしていたかもしれません。6回のソロ本塁打は、打った瞬間にホームランと分かるような完璧な一発でした。この日は2安打4打点を挙げ、3日間で7打点と荒稼ぎ中です。
2安打3打点の柳田選手、2回の左中間への特大2ラン本塁打は、スタンドの上段辺りまで飛んでいきました。柳田選手らしい「えげつないホームラン」だったなぁ…。柳田選手がホームランを打った試合は、7戦全勝だそうです。ホークスの新たな「不敗神話」はどこまで続く?
2位・ロッテとの直接対決に連勝したホークスは、これで今季3度目の6連勝、貯金も17まで増加。ロッテとのゲーム差も「5.0」に拡げました。29日の予告先発は、ロッテ・唐川侑己VSソフトバンク・武田翔太となっています。武田投手は5月はここまで4戦4勝。今度のロッテ戦で勝ち投手となれば、リーグ単独トップの7勝目、5月度の月間MVPはほぼ確実か?交流戦前のラストゲームも勝利して、首位攻防戦3連勝といきたい!




