

福岡ソフトバンクホークスは金曜日から千葉ロッテマリーンズとの3連戦が始まりましたが、12日の初戦は0−1と敗戦。攝津正投手が8回1失点と好投しながらも、打線の援護が無く今季初黒星を喫しました。連敗だけは避けたい13日は、最下位に苦しむホークスに喝を入れるために「燃える闘魂」アントニオ猪木氏がヤフオクドームに来場。猪木氏の闘魂注入が効いたのか、打線が上手く繋がりました。
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1(右)長谷川勇也
2(二)本多雄一
3(左)内川聖一
4(三)松田宣浩
5(一)ラヘア
6(中)柳田悠岐
7(指)ペーニャ
8(捕)細川 亨
9(遊)今宮健太
(投)山田大樹
ホークス先発の山田は、初回に四球と犠打で1死2塁と得点圏に走者を背負いますが、井口資仁をスライダーで空振り三振に仕留めると、4番・サブローを遊撃ゴロに打ち取り無失点。2回と3回は内野安打による走者を出したものの、なんとか0点に抑えます。
山田を援護したいホークス打線は、2回までロッテ先発・渡辺俊介の前に無安打。3回、先頭打者の細川がファウルでしつこく粘った末に四球を選んで出塁すると、今宮の犠打→ロッテ捕手・川本良平の2塁悪送球で無死1,2塁と先制のチャンス。この場面で長谷川が渡辺のストレートを振り抜き、1塁強襲のライト前ヒット。2塁から細川が生還し、ホークスが1点先制。なおも1,3塁で本多が高めの球を叩きつけ、1,2塁間を破るライト前タイムリーで2点目。さらに内川のセンター前タイムリーでもう1点加え、3連続タイムリーで3−0。松田3塁ゴロで1死後、ラヘアがストレートを打ち上げ、ショートとレフトの間にポトリと落ちるタイムリーで4点目。これで渡辺はKO。1死1,3塁で柳田がロッテ2番手・上野大樹の変化球を捉え、ライト線を破るタイムリー2塁打を放って5点目。ホークスはこの回、5本のタイムリーヒットで5点を奪いました。
4回、1死走者なしで長谷川が上野のストレートを捉え、センターへの大きな打球はぐんぐん伸びてバックスクリーン最前列へ。打った長谷川は一旦2塁ストップ、ビデオ判定の結果ホームランと認定されました。長谷川の一発が飛び出し、6−0とロッテを突き放します。
6点の援護をもらった山田は、4回まで無失点と我慢の投球を続けてきましたが、5回に2本のヒットと四球で無死満塁のピンチを背負い、清田育宏の併殺打の間に1点を失うと、なおも2死3塁で井口に左中間へのタイムリー2塁打を浴びてもう1点失います。6回も続投した山田でしたが、先頭打者にヒットを許したところで降板。
終盤に入り、7回に1死1塁の場面で登板した3番手・森福允彦が2者連続三振の好投を見せると、その裏に長谷川のヒット、本多の犠打、内川のライト前ヒットで1死1,3塁のチャンスに松田がレフト犠牲フライを放ち7点目。8回には1死2塁で今宮がロッテ3番手・荻野忠寛のチェンジアップを捉え、あと少しでホームランかというレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打でダメ押しの8点目。9回は5番手・五十嵐亮太が三者連続三振で締めて試合終了。ホークスが8−2でロッテに快勝しました。
試合結果 パ・リーグ 2013/04/13(土)
ソフトバンク−ロッテ 2回戦 (1勝1敗、ヤフオクドーム、14:00、32004人)
M 000 002 000 2
H 005 100 11x 8
【投手】
(ロ)渡辺、上野、荻野忠−川本、江村
(ソ)山田、藤岡、森福、千賀、五十嵐−細川
【責任投手】
(勝)山田3試合2勝1敗
(敗)渡辺3試合2敗
【本塁打】
(ソ)長谷川1号ソロ(4回、上野)
今回の試合は、猪木氏の闘魂注入効果により、ホークス打線が活性化。3回に相手の守備ミスをきっかけに5本のタイムリーヒットで5点を奪い、その後も長谷川選手のホームランなどで得点を重ねました。いい感じに打線がつながりましたね〜。こういう攻撃が今後もできれば、最下位脱出&借金完済できるんだけどね〜。
先発の山田投手は、6回途中まで99球を投げ、被安打8・4奪三枝・2与四死球・2失点という内容で今季2勝目。毎回のように走者を出すという苦しいピッチング、4回までは無失点と粘りましたが、5回に満塁から2失点。本人も「リズムが悪かった」と反省気味でした。中継ぎ陣では森福投手と千賀滉大投手が共に2奪三振、9回に登板した五十嵐投手は3者連続三振と素晴らしいピッチングを見せました。
打線の方はチーム全体で11安打。長谷川選手はこの試合5打数3安打2打点の猛打賞。3回の第2打席では先制タイムリー、次の打席ではバックスクリーンへの今季初本塁打、7回にはレフト前ヒットで3打席連続安打をマーク。打撃不振気味の内川選手も2安打1打点。ようやくチャンスで打てたので、このまま復調してほしい。5点目のタイムリーを放った柳田選手は、7試合連続ヒットと好調キープ。試合前に猪木氏にビンタを受けたペーニャ選手も最後の打席でヒットを打ちました。まだ打率.179と苦しんでいるけど、いつか目が覚めてくれることでしょう。
1勝1敗のタイに戻し、カード勝ち越しをかけた14日は、ソフトバンク・武田翔太、ロッテ・ゴンザレスの予告先発。武田投手は前回の日ハム戦で6回無失点と好投しましたが、逆転負けで白星が消えてしまいました。その翌日には疲労回復を図るためにエクレアを15個も平らげました。エクレア大量食い=やけ食いに感じるが…。3度目の登板で、今度こそ初勝利なるか!?




