

7月3連休の中日だった14日は、函館競馬場でサマー2000シリーズの第2戦「第49回農林水産省賞典 函館記念」が行われました。16頭が出走したこのレース、鳴尾記念を勝った?トウケイヘイロー、昨年の七夕賞を制した?アスカクリチャン、エリザベス女王杯の勝ち馬?レインボーダリア、前哨戦の巴賞で1着だった?エアソミュール、2着だった?サトノギャラント、一時は4連勝しながらも最近は不振気味な?アンコイルド、昨年の同レースで4着に敗れ、今年は重賞3着2回の?トウカイパラダイス、10歳馬?ネヴァブションなどが参戦しました。
スタンド前からのスタートは16頭横一線。好スタートを見せたトウケイヘイローが早々と先頭に立ち、?モズが2番手につけ、?コスモラピュタとアンコイルドが3番手で並び、レインボーダリアやトウカイパラダイス、エアソミュールは中団に控えてゴール板を通過していきます。16頭がほぼ一団の状態で1コーナーをカーブしたところで、トウケイが単独先頭をキープ、2番手にモズ、アンコイルド、パラダイス、ラピュタの3頭が3番手集団を形成。その後ろの6番手グループには、?コスモネモシン、ソミュール、?イケドラゴン、?ネオブラックダイヤがいる。中団の10番手にアスカクリチャン、外の11番手にサトノギャラント、12番手の位置にダリア追走。後方は13番手集団に?メイショウウズシオ、ネヴァブション、?カリバーンの3頭が横並び、?ホッカイカンティが最後方と言う展開。
3コーナーを回り、依然としてトウケイヘイローが逃げ、アンコが3番手から2番手に接近し、トウカイパラダイスも外から追い上げる。エアソミュールは5番手に浮上するが、和田竜二騎手が早くも鞭を入れている。サトノギャラントが大外に持ち出した。4コーナーから最後の直線に差し掛かり、逃げるトウケイヘイローが後続を引き離してラストスパート。後方ではアンコ、ギャラント、パラダイスの2番手争いにアスクリも加わるが、アンコイルドが2番手を譲らない。そんな中、トウケイヘイローはそのまま先頭でゴールイン!まんまと逃げ切って重賞2連勝!そして2着争いの方は、アンコイルド、アスカクリチャン、サトノギャラントの3頭が並んでゴールインしましたが、アンコイルドが2着死守。3着はクビ差でアスクリ、ギャラントが鼻差の4着でした。
全着順&払戻金
1着?トウケイヘイロー 1分58秒6
2着?アンコイルド 1馬身3/4
3着?アスカクリチャン クビ
4着?サトノギャラント ハナ
5着?トウカイパラダイス 2馬身
6着?レインボーダリア 1馬身1/4
7着?メイショウウズシオ 2馬身1/2
8着?モズ 3/4馬身
9着?ネヴァブション 2馬身1/2
10着?エアソミュール クビ
11着?カリバーン クビ
12着?コスモラピュタ 1/2馬身
13着?ネオブラックダイヤ ハナ
14着?ホッカイカンティ クビ
15着?イケドラゴン 1馬身3/4
16着?コスモネモシン 5馬身
単勝 ? 480円
複勝 ? 230円 ? 400円 ? 600円
枠連 【1】−【4】 2940円
馬連 ?−? 3590円
馬単 ?−? 6070円
ワイド ?−? 1540円 ?−? 2030円 ?−? 2770円
3連複 ?−?−? 21930円
3連単 ?−?−? 102090円
北のハンデ重賞・函館記念は、単勝3番人気だったトウケイヘイローが、スタートから終始先頭を走り続け、最後まで影を踏ませぬ快走を披露。最重量ハンデの57.5kgを苦にせず、逃げ切り勝ちを収めました。2着にはアンコイルド、3着にアスカクリチャンが入り、3蓮単で10万円台の配当となりました。2番人気・サトノギャラントは4着、出走メンバー中唯一のGI馬・レインボーダリアは6着、1番人気だったエアソミュールは10着に終わりました。このレースで単勝1番人気に推された馬は7連敗です。
勝ったトウケイヘイローは、今年5戦4勝の好成績を残していて、重賞もダービー卿チャレンジトロフィー、鳴尾記念を制し、今回の函館記念で重賞3勝目。今までは1400〜1600mを主に走っていましたが、2000m戦で2連勝と距離延長策が上手く行っています。次艘は札幌記念(@函館)に出走予定とのことで、もしロゴタイプに勝てば、秋のGIで戦える自信がつくに違いない。
鞍上の武豊騎手は、1997年の函館3歳ステークス(現在2歳S)以来となる函館での重賞制覇。その時のパートナーは、後に海外GIで2勝を挙げたアグネスワールドでした。函館記念初勝利のユタカ騎手はこの後、トルコ遠征を行い「トルコジョッキークラブ国際騎手招待レース」に日本代表として出場。トルコ遠征頑張ってください。
来週・7月21日は、中京競馬場でマイル重賞の中京記念、函館競馬場では「函館2歳ステークス」が行われます。中京記念には、昨年の勝ち馬・フラガラッハ、ドナウブルー、フレールジャック、ファイナルフォーム、ランリョウオーなどが登録しています。函館2歳ステークスの方は、先日急死したデュランダルの子・ヴァイサーリッター、アドマイヤジャパン産駒・ファイトバック、ダイワメジャー産駒・オールパーパス、「夏なのに!?」クリスマスなどが登録しています。「2014年クラシック世代」の最初の重賞ウィナーは函館で決まる!




