

最下位オリックスに連敗を喫した福岡ソフトバンクホークスは、23日から埼玉に乗り込んで埼玉西武ライオンズとの3連戦の予定でしたが、23日の初戦(@大宮公園球場)は雨天中止となりました。西武ドームで行われた24日の試合は、ソフトバンク・攝津正、西武・牧田和久の先発で始まりました。
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ソフトバンク 埼玉西武
1(右)中村 晃 (指)ヘルマン
2(遊)今宮健太 (三)渡辺直人
3(左)内川聖一 (左)栗山 巧
4(三)松田宣浩 (二)浅村栄斗
5(中)長谷川勇也 (中)秋山翔吾
6(指)柳田悠岐 (右)大崎雄太朗
7(一)ラヘア (一)上本達之
8(二)本多雄一 (捕)炭谷銀仁朗
9(捕)細川 亨 (遊)鬼?裕司
(投)攝津 正 (投)牧田和久
1回、ホークスは今宮の死球、内川のレフトへの2塁打で1死2,3塁と先制のチャンスを作ります。しかし、松田が投手ゴロ→今宮三本間で挟殺。続く長谷川は西武先発・牧田の初球ストレートを捉え、センターへ大きな当たりを放ちますが、フェンス手前で西武中堅手・秋山の好捕に阻まれ3アウト。初回のチャンスをモノにできませんでした。その裏、ホークス先発・攝津は、西武先頭のヘルマンに2塁打を許すと、2死3塁で浅村に初球シンカーを狙われ、レフトスタンドへの先制2ラン本塁打を浴びてしまい、2点を献上…。
2点を追うホークスは3回、先頭の細川がレフトへの2塁打を打つと、今宮のセンター前ヒットで1死1,3塁と反撃のチャンス。この場面で内川が牧田の低めのスライダーを合わせ、レフト前へのタイムリーヒットで1点を返します。なおも2死1,3塁で長谷川が初球を弾き返し、センター前に抜けそうな当たりを2塁手・浅村が飛びつくも、2塁送球はセーフ。タイムリー内野安打で3塁走者が生還し、ホークスが2−2と振り出しに戻します。
初回に2点を失った攝津は、徐々に調子を取り戻します。3回にこの日初めて3者凡退に抑え、続く4回に先頭打者の浅村にヒットを許すも、細川が浅村の盗塁を阻止。5回には1死から2者連続三振を奪いました。
2−2の同点で迎えた6回、ホークスはこの回先頭の柳田が牧田の2球目のカーブをフルスイング!センターへ高く舞い上がった打球は、バックスクリーン左へ飛び込むソロホームラン!柳田の豪快な一発で3−2と逆転。これで勢いに乗ったホークスは、ラヘアの四球、本多のヒット、細川の犠打で1死2,3塁と追加点のチャンスを作り、中村が西武2番手・涌井秀章の高めの変化球を捉え、レフト前タイムリーヒットで2点追加。この回は柳田の一発、中村のタイムリーで3点を奪い、5−2と試合をひっくり返しました。
6回裏に攝津がヘルマンにソロ本塁打を浴びて1点を返され、2点差に詰め寄られますが、7回に長谷川が西武3番手・高橋朋己の2球目を捉え、レフトスタンドへのソロ本塁打で6点目。さらに8回には細川のヒット、中村の2塁打で1死1,3塁の場面で、内川がライトへきっちり犠牲フライを放って7点目。投げては攝津が7回まで投げ、8回は柳瀬明宏、9回は五十嵐亮太が西武の反撃を退けて試合終了。ホークスが7−3で西武に快勝です。
試合結果 パ・リーグ 2013/08/24(土)
西 武−ソフトバンク 17回戦 (ソフトバンク12勝5敗、西武ドーム、18:00、27680人)
H 002 003 110 7
L 200 001 000 3
【投手】
(ソ)摂津、柳瀬、五十嵐−細川
(西)牧田、涌井、高橋、大石、増田−炭谷、星孝
【責任投手】
(勝)摂津19試合13勝5敗
(敗)牧田19試合5勝9敗
【本塁打】
(ソ)柳田7号ソロ(6回、牧田)、長谷川14号ソロ(7回、高橋)
(西)浅村23号2ラン(1回、摂津)、ヘルマン3号ソロ(6回、摂津)
もしこの日の試合を落とせば4位転落になるところでしたが、ホークスが後半に意地を見せて3位をキープしました。初回に1死2,3塁のチャンスをモノにできず、その裏に攝津投手が2ラン本塁打を浴びてしまいましたが、3回に同点に追いつき、6回に柳田選手のホームランで逆転。その後も追加点を積み重ね、西武投手陣を粉砕。連敗を止めたホークスは、西武戦4連勝となりました。始球式を務めた「貞子」が「勝利の女神」として、ホークスを勝たせてくれたんだと思います。
先発の攝津投手は、7回まで105球を投げ、被安打6・6奪三振・3失点という内容。10日の楽天戦以来となる今季13勝目をマークしました。立ち上がりに浅村選手に先制2ランを浴びましたが、2回以降は立ち直り、味方打線の援護もあって白星を手にしました。先週に続いての連敗を喫さなくてよかったですね。
打線の方はチーム全体で15安打。内川選手が牧田投手から3打席連続ヒットを放ち、3回にはレフト前タイムリー、8回には犠牲フライを打って2打点を挙げました。6回に勝ち越しホームランを打った柳田選手は、今季7本目で自己最多記録を達成。本人も「思い切って行ったので最高だった」とこの一発に満足しておりました。長谷川選手も2安打2打点、中村選手も「貞子効果」で2打点を挙げました。
25日はソフトバンク・バリオス、西武・野上亮磨の予告先発で行われます。バリオス投手は先週の日ハム戦で5回2失点の内容でプロ初登板初先発初勝利を手にしました。右ひじ手術を乗り越え、育成から這い上がったベネズエラの苦労人が、2週連続で白星を狙います。




