
1月3連休開催の中日だった12日は、京都競馬場で今年最初の3歳重賞・第48回日刊スポーツ賞シンザン記念(G?・芝1600m 13頭立て)が行われました。オルフェーヴルやジェンティルドンナ、ダイワスカーレットなど数多くのG?馬を輩出したこのレース、今年は現在2連勝中のディープインパクト産駒?ミッキーアイル、朝日杯フューチュリティステークスで3着だった?ウインフルブルーム、スクリーンヒーロー産駒?モーリス、新馬戦で4馬身差で快勝した牝馬の?ワイレアワヒネ、?タガノグランパと?ビップレボルシオンの「ラジオNIKKEI杯」組が参戦しました。
スタートでミッキーアイルがポンと飛び出し、早々と先手を奪う。2番手集団は、?ニシケンモノノフとモーリスの7枠2頭が並走し、ウインフルブルームが内から馬なりで上がって単独2番手。モノノフが3番手、モーリスは4番手に。5番手にワイレアワヒネ、その後ろの6番手にタガノグランパが追走。中団グループは、スタートで出遅れたビップレボルシオンが7番手まで上がり、?ビービーブレイン8番手、9番手に?アグネスミニッツ。後方は?カシノヒカル、?カクシアジ、?クリノカンパニーと続き、?シセイカスガが少し離れて最後方。
外回り3コーナーの坂の頂上に差し掛かり、先頭を行くアイルは前半800mを47.9秒で通過。フルブルームがしっかりとアイルの背後につけ、モーリスが2番手のフルブルームに並びかける。アワヒネはまだ4番手。4コーナーを回り、最後の直線へと差し掛かり、逃げ粘るミッキーアイルがラストスパートに入り、ウインフルブルームが懸命に追いかける。3番手争いでは、ワイレアワヒネとタガノグランパがモーリスを捕らえ、グランパが3番手に上がる。ラスト100mを切り、アイルが持ったまま逃げ、フルブルームが差を詰めるも、ミッキーアイルがそのまま先頭でゴールイン!まんまと逃げ切り、3連勝で重賞初制覇です!
全着順&払戻金
1着?ミッキーアイル 1分33秒8
2着?ウインフルブルーム 1/2馬身
3着?タガノグランパ 3馬身1/2
4着?ワイレアワヒネ 1馬身1/2
5着?モーリス 1馬身
6着?アグネスミニッツ 3/4馬身
7着?ビップレボルシオン 1馬身1/4
8着?ニシケンモノノフ 1/2馬身
9着?カシノヒカル 2馬身1/2
10着?カクシアジ 2馬身
11着?クリノカンパニー 1馬身3/4
12着?ビービーブレイン 2馬身
13着?シセイカスガ 1/2馬身
単勝 ? 160円
複勝 ? 110円 ? 130円 ? 210円
枠連 [1]−[8] 320円
馬連 ?−? 320円
馬単 ?−? 430円
ワイド ?−? 500円 ?−? 500円 ?−? 360円
3連複 ?−?−? 970円
3蓮単 ?−?−? 2,220円
クラシックへの登竜門・シンザン記念は、単勝1.6倍と断然の1番人気だったミッキーアイルが、人気にしっかりと応えて優勝しました。バッチリと言いたくなるようなロケットスタートで先手を奪い、道中も先頭をキープし続け、直線ではほとんどムチを入れず、ウインフルブルームの追撃を押さえて逃げ切りました。鞍上の浜中俊騎手は、昨年のエーシントップに続き、同レースの連覇を成し遂げました。ウインフルブルームも必死に追い上げましたが、半馬身及ばず2着。タガノグランパが上がり3ハロン最速の33.8秒の末脚で3着に持ち込みました。3番人気のモーリスは、折り合いを欠いたのが響いて5着でした。
3連勝で重賞初Vのミッキーアイルは、新馬戦では2着(その時の勝ち馬はアトム)でしたが、2戦目の未勝利戦では5馬身差の快勝。勝ちタイム・1分32秒3は芝1600mの2歳レコードです。続く3戦目のひいらぎ賞でも3馬身半差をつけて逃げ切り勝ち。翌日の朝日杯FS(1:34.7)より0.5秒速い、1分34秒2のタイムを残しました。そしてこの日も逃亡劇で勝ちました。これで通算成績も4戦3勝。音無秀孝調教師の話によると、次走は中山のニュージーランドトロフィーを使い、それからNHKマイルカップに向かう予定。2歳王者・アジアエクスプレスとの直接対決実現はいつになるのでしょうか?




