

福岡ソフトバンクホークスの宮崎春季キャンプは、建国記念日の11日から第3クールがスタート。今クールから実戦形式の練習に入り、紅白戦も行われます。11日は開幕ローテーション入りを狙う投手陣が打撃投手を務めました。
まず、3年連続開幕投手が決定的な攝津正投手がフリー打撃の打撃投手に初登板。正捕手を争う細川亨と鶴岡慎也の両捕手に対し48球を投げ、安打性の当たりは6本に抑えました。今回はストレートの出来具合を確かめていたそうで、内容については「ほとんどストライクを投げられていた」と手応えを掴みつつも、「もう少し低めに集められたら」反省点も述べていました。その後、ブルペンに直行し、変化球を交えて71球を投げ込みました。この日の攝津投手の投球数は、合わせて119球でした。
中田賢一投手はシート打撃に登板し、最初の打者・拓也(甲斐拓也)捕手を相手にMAX145キロをマークすると、中村晃選手から変化球で空振り三振。松田選手との対戦では、ボールが抜けて左肩に当たって死球、その次はフォークボールで空振り三振を奪いました。中田投手は打者13人と対戦し、打たれたヒットは李杜軒選手の内野安打1本のみで、2奪三振、1死球と上々の内容でした。7日に打撃投手で登板した時は、50球中ヒット性の当たりを12本も許し、「バランスが悪かった」と言うくらいボコボコに打たれましたが、この日は「腕振れた」とピッチング内容に納得の表情。中日時代は荒れ気味のコントロールから、落合博満GMに「暴れ馬」と言われた中田投手。新天地では良い意味での大暴れを期待したいのですが…。
12日からは紅白戦が始まり、初戦は紅組が帆足和幸投手、白組はオセゲラ投手が先発を務め、森福允彦投手、五十嵐亮太投手、ドラフト3位の岡本健投手などが登板する予定です。岡本投手はB組ブルペンで通算1001球も投げ、登板前日の11日は94球も投げ込みました。1イニングのみの登板となりますが、初めての1軍での実戦登板に向けて「結果は考えずに持っている力を出していきたい」と気合が入っています。結果次第では森唯斗投手に次いでのA組昇格もあるかもしれません。森投手が9日のシート打撃でノーヒットピッチングの好投で開幕1軍へ猛アピールを見せましたが、岡本投手も負けじと首脳陣にアピールできるのでしょうか?




