



優勝まで「マジック14」の福岡ソフトバンクホークスは、9月4日から福岡ヤフオクドームで東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦に臨んでいますが、初戦は一時5-3とリードしていましたが、8回に3点を奪われてしまい、5-6で逆転負け。優勝マジックを減らすことができませんでした。5日のデーゲームは、ソフトバンク・武田翔太VS楽天・戸村建次の先発でスタート。ホークスは優勝マジックを減らすことができたのか?
両チームのスタメン
ソフトバンク 東北楽天
1(二)川島慶三 (中)島内宏明
2(一)明石健志 (三)銀次
3(中)柳田悠岐 (指)ペーニャ
4(左)内川聖一 (左)ウィーラー
5(指)李大浩 (一)サンチェス
6(三)松田宣浩 (捕)伊志嶺忠
7(右)中村晃 (右)北川倫太郎
8(遊)今宮健太 (二)藤田一也
9(捕)谷裕亮 (遊)西田哲朗
(投)武田翔太 (投)戸村健次
今季11勝目を狙うホークス先発・武田は、1回に2アウトからペーニャに四球を与え、4番・ウィーラーにヒットを許し、ランナー2人背負ったものの、サンチェスをライトフライに打ち取り、無失点で切り抜けます。2回もヒットのランナーを出すもゼロに抑え、3回は楽天上位打線を3者凡退に封じました。
先制点がほしいホークスは、楽天先発・戸村の前に2イニング連続で3者凡退に抑えられますが、3回に先頭の中村が右中間への2塁打を放つと、今宮の犠打、高谷の四球で1死1,3塁とします。一打先制の場面で、1番・川島がセンターへの犠牲フライ。3塁走者・中村が生還し、ホークスが1点を先制します。
4回、武田が2死から伊志嶺と北川に連続ヒットを許し、2死1,2塁と一打同点のピンチを招くが、藤田を捕手フライに抑えて無失点。武田は5回に先頭打者のランナーを出したものの、相手のバントミスと盗塁失敗に助けられ、またも0点。
追加点が欲しいホークスは5回裏、先頭の松田がフルカウントから6球目のストレートを捉え、右中間ホームランテラスに叩き込むソロ本塁打!ホークスに待望の追加点が入り、2-0とリードを拡げます。6回は1死から柳田と内川が続けてヒットを放ち、1,2塁のチャンスを作りますが、イデホと松田が倒れて無得点に終わります。
7回、中村と今宮が倒れて2死の後、高谷の代打・上林誠知がライト線を破る3塁打を放ち、川島が四球を選び、2死1,3塁の場面で、明石が戸村の8球目を流し打ち、レフト前に落ちるタイムリーヒット。3塁走者が生還すると、左翼手・ウィーラーの拙守の間に1塁走者・川島が一気にホームイン!明石のレフト前タイムリー2塁打で2点を追加したホークスは、なおも2死2塁で柳田が楽天2番手・武藤好貴からライトへのタイムリー2塁打で1点追加。さらに内川も続き、武藤の2球目のストレートを狙い撃ち!左中間への大きな打球は、ホームランテラスへと一直線!内川の2ラン本塁打も飛び出し、この回3連打で一挙5点を挙げ、7-0としました。
その後は8回に柳瀬明宏→9回岩嵜翔の投手リレーで締めたホークス、7-0の快勝で楽天に前夜の借りを返しました。
◇パ・リーグ 2015年9月5日 (土)
ソフトバンク-楽天 17回戦
(ソフトバンク12勝4敗1分、ヤフオクドーム、38,500人)
E 000 000 000-0
H 001 010 50×-7
▽勝 武田 22試合11勝5敗
▽敗 戸村 32試合7勝8敗
▽本塁打 [ソ] 松田 30号(5回裏ソロ) 、内川 10号(7回裏2ラン)
今回の試合は、3回に犠牲フライで先制し、5回に松田選手のソロ本塁打、7回は2死からの猛攻で5点を奪いました。投手陣も武田→柳瀬→岩嵜のリレーで楽天打線を完封しました。武田投手もランナーを出すシーンが何回もあったけど、よく無失点に抑え続けました。楽天に快勝したホークスは、再び貯金40となり、優勝へのマジックを「13」としました。金曜日は勝てたはずの試合で逆転負け、この日は文句なしの完勝。この調子で日曜日の試合も勝ってほしいですね。
先発の武田投手は、7回まで113球を投げ、被安打5・7奪三振・3四死球・無失点で今季11勝目。3者凡退に抑えた3回以外は毎回走者を背負ったけど、踏ん張りました。無失点に抑えたのもそうだけど、相手に3塁を踏ませませんでしたね。前回の日ハム戦に続き、2試合連続で無失点の好投。武田投手も成長したなあ。
打線の方はチーム全体で11安打。8月度月間MVPを獲得した柳田選手が3安打の猛打賞。7回にはタイムリー2塁打で打点1を記録しています。5回にソロ本塁打を放った松田選手は、プロ10年目にして初めての30本塁打に到達。ダメ押しの2ラン本塁打を打った内川選手は2試合連続アーチ。前日はレフトスタンドに運び、この日は左中間のテラスに叩き込みました。これで2日の西武戦から4試合連続打点と好調キープです。連続打率3割は厳しくなったけど、今後もチームの4番として勝利に貢献し続けてほしいです。
他の選手では、1番の川島選手は、3回に先制の犠牲フライを打てば、7回には1塁から本塁まで駆け抜けました。レフトの守備の拙さのおかげもあったけど、川島選手の好走塁がチームに勢いをもたらしたんだと思います。
1勝1敗で迎える6日の3戦目は、予告先発がソフトバンク・帆足和幸VS楽天・横山貴明となっています。帆足投手は6月28日の楽天戦以来となる1軍登板。前回は6回2失点で勝ち投手となりました。もし内容と結果を残せば、今後も登板機会が増えると思います。日曜日は総力戦になるかもなあ。




