



交流戦6試合を終えて4勝2敗の福岡ソフトバンクホークスは、6日から福岡ヤフオクドームで6連戦を戦います。6~8日は東京ヤクルトスワローズと3連戦、9~11日は阪神タイガースとの3連戦です。交流戦3カード目のヤクルトは、ここまで5敗1分けと未だ勝ち星がありません。カード初戦の先発投手は、ソフトバンク・東浜巨VSヤクルト・ブキャナン。5月は4勝負けなしだった東浜投手、6月最初の登板でも好投なるか?
両チームのスタメン
ソフトバンク ヤクルト
1(二)川﨑宗則 (左)坂口智隆
2(遊)今宮健太 (中)上田剛史
3(中)柳田悠岐 (二)山田哲人
4(指)デスパイネ (右)雄平
5(左)中村晃 (一)グリーン
6(三)松田宣浩 (指)大松尚逸
7(右)上林誠知 (遊)大引啓次
8(一)ジェンセン (捕)中村悠平
9(捕)甲斐拓也 (三)藤井亮太
(投)東浜巨 (投)ブキャナン
1軍初昇格のジェンセンが8番ファーストでスタメン入り。工藤監督の起用に応えられるか?8番に定着していた上林は7番に昇格。
今季7勝目を狙う東浜は、初回にヤクルト先頭の坂口から3球三振を奪うと、続く上田も低めの球で空振り三振。3番・山田には2球でセンターフライに打ち取り、3者凡退の好スタート。2回は2死から大松に四球を許すが、大引を退けて無失点。しかし3回、2者連続三振で2死を取った後、坂口に2球目のストレートを狙われ、ライトホームランテラス席へのソロ本塁打を浴び、先制点を許してしまいました。
東浜を援護したいホークス打線は、3回裏に先頭の上林がセンター前にヒットを放つが、その後に牽制でアウトになる。ジェンセンと甲斐も三振に倒れ、無得点に終わります。
4回、東浜が先頭の雄平にヒットを浴び、2死3塁とされるも、大引をセンターフライに退けて追加点を与えず。その裏、川崎が左中間への2塁打を放つと、2死3塁からデスパイネが四球を選び、1,3塁のチャンスを作る。しかし、中村晃が2塁ゴロに倒れて同点ならず。
1点を追うホークスは5回、1死から上林がヒットで出塁すると、ジェンセンの場面で上林が2塁への盗塁を試みるも失敗。2死走者無しとなった直後、ジェンセンがブキャナンの5球目のカットボールをジャストミート!レフトスタンド上段に突き刺さる特大ホームラン!ジェンセンの来日初ホームランで、ホークスが1-1の同点に追いつく。この後、甲斐の2塁打、川崎の四球でランナー2人置いたが、今宮が倒れて勝ち越しならず。
6回、ホークスはデスパイネのヒット、松田の2塁打で2死2,3塁と再び勝ち越しのチャンスを迎えたが、上林が2塁ゴロに倒れて2者残塁。またも勝ち越し点を奪うことができません。
6回まで投げて1失点の東浜、7回はわずか9球で3者凡退で終えると、8回は2アウトから上田を3球三振に仕留めて3者凡退。東浜は8回まで投げ抜いてお役御免となりました。
試合はこの後、両チームとも次の1点が奪えず、1-1の同点のまま延長戦へ。
延長10回、ホークス3番手・岩嵜翔が2死1,3塁と一打勝ち越しのピンチを背負ったが、坂口をフォークボールで空振り三振。ヤクルトに勝ち越し点を与えません。その裏、ホークスは甲斐の代打・明石健志が四球を選ぶと、犠打と内野ゴロの間に3塁まで進む。2死3塁とヒットが出ればサヨナラという場面で、柳田がヤクルト6番手・久古健太郎 の3球目を叩き、3塁線への打球はフェアゾーンに止まり内野安打!この間に3塁走者・明石が生還し、ホークスが2-1でサヨナラ勝ちを収めました。
プロ野球交流戦 2017年6月6日
ソフトバンク 対 ヤクルト 1回戦
<ソフトバンク1勝、ヤフオク、観衆:32,475人>
ヤ|001 000 000 0 |1
ソ|000 010 000 1x|2
[勝] 岩嵜(2勝1敗1セーブ)
[負] 山本(1敗)
[本] 坂口(ヤ/2号)、ジェンセン(ソ/1号)
ヤクルトとの3連戦の初戦は、東浜投手が一発を浴びながらも8回まで1失点に抑え、ジェンセン選手が初スタメンでいきなり特大アーチという鮮烈なデビューを飾り、最後は柳田選手の超ボテボテの内野安打でサヨナラ勝ち。引っ掛けながらも打球がフェアゾーンに残りましたね~。ピッチャーもガクンと崩れていました。ホークスは3カード続けて初戦で勝利。一方のヤクルトは、引き分けを挟んで6連敗、交流戦で7戦未勝利です。それ以上に、巨人は42年ぶりとなる11連敗で、球団ワースト記録に並びました。
先発の東浜投手は、8回まで111球を投げ、被安打5・7奪三振・1四球・1失点。3回まで5つの三振を奪いながらも、ソロ本塁打を被弾。4回から6回は3イニング連続で先頭打者を出しましたが、追加点を与えず。7回と8回は3者凡退の好投。7勝目は次に持ち越しとなりましたが、安定感のあるピッチングを見せました。勝たせてあげたかったなぁ…。
9安打を記録した打線は、上林選手がブキャナン投手から2安打。ただ、ヒットを打った後に走塁面でのミスが相次ぎました。牽制で刺されるわ、盗塁を失敗するわ…。5回に来日初アーチを放ったジェンセン選手、ど真ん中のボールを捉え、レフトスタンドの上段まで飛ばしました。推定飛距離で145mという大きな一発でした。2軍戦で10本塁打を放ち、首を痛めて離脱中の内川選手の代役として1軍に昇格し、初スタメン・初安打・初ホームラン。内川選手が復帰しても、1軍に残ってほしいぞ。
水曜日の予告先発は、ソフトバンク・石川柊太VSヤクルト・石川雅規。おやおや、石川同士の投げ合いですか!?石川柊太投手は、プロ初先発だった先週の中日戦で初勝利を挙げました。今回もエース級のピッチャーが相手ですが、なんとか投げ勝ってほしいところです。鷹の石川と燕の石川、勝つのはどっちだ?