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侍JAPAN終幕。準決勝でプエルトリコに敗れ3連覇ならず。

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野球世界一決定戦「2013ワールドベースボールクラシック」は、いよいよ準決勝に突入。3大会連続ベスト4進出、東京ラウンドを1位通過を果たし、決勝ラウンドの決戦の地アメリカ・サンフランシスコに乗り込んだ侍JAPAN。日本時間18日に行われた準決勝は、プエルトリコ代表と対戦。プエルトリコは2次ラウンドの敗者復活戦でアメリカを下し、初のベスト4進出を果たしているチーム。この試合に勝てば3連覇へ王手となるはずでしたが、苦しい試合となりました。


日本のスタメンはこちら
1(二)鳥谷 敬
2(指)井端弘和
3(右)内川聖一
4(捕)阿部慎之助
5(遊)坂本勇人
6(中)糸井嘉男
7(左)中田 翔
8(一)稲葉篤紀
9(三)松田宣浩
 (投)前田健太
準決勝は10日のオランダ戦のメンバーで臨み、鳥谷と内川、稲葉が先発出場。ピッチャーは今大会2試合無失点の前田健太が登板。


1回、日本の先発・前田は、1死からファルーとベルトランに連続四球を与え、1,2塁とピンチを背負う。4番のY・モリーナを三球三振に仕留めて2死としたが、続く5番・アービレイスに内角低めの変化球を打ち返され、センター前タイムリーヒットを浴び、先制点を許してしまいます。2回には先頭打者にヒットを許したが、続くゴンサレスの犠打を前田が2塁に送球してアウト。フェリシアーノを3塁ゴロ併殺打に打ち取り無得点。3回にも先頭打者を出すも、ファルーを併殺打に仕留めて得点をゆるさず。4回にはこの日初めての3者凡退に抑え、5回1失点で降板。
1点を返したい日本打線だが、序盤の3イニングはプエルトリコ先発・サンティアゴの前に無安打、一人のランナーも出ず。4回に井端がチーム初安打を放ち、2死2塁と反撃のチャンスを迎えたが、阿部が投手ゴロに倒れて無得点。5回、先頭の坂本がセンター前ヒットで出塁すると、1死後に中田翔が四球を選んで1,2塁と再びチャンスを作ります。しかし、稲葉が三球三振に倒れると、松田も空振り三振で2者残塁。6回には2死から内川がセンターへの3塁打を放ち、今度こそ同点かと思われたが、阿部がワンバウンドの球に手を出して空振り三振…。日本は3イニング続けて得点圏にランナーを置くも、あと1本が出ない。
7回、2番手の能見篤史がプエルトリコのアービレイスにライト前ヒットを許すと、続く6番・リオスに甘く入ったチェンジアップを捉えられ、レフトスタンドへの2ラン本塁打を浴びてしまう。日本は0−3とプエルトリコに突き放された。この後、3番手の攝津正が2死から四球とヒットで1,3塁と追加点のピンチを作ったが、4番手・杉内俊哉がファルーを3塁ゴロに打ち取り、ピンチをしのぎます。8回には2本のヒットと四球で1死満塁とされたが、6番手・山口鉄也が好リリーフを見せ、0点に抑えました。
なんとか1点を返したい日本は8回裏、1死から鳥谷がセンターオーバーの3塁打で出塁し、続く井端がプエルトリコ4番手・フォンタネスからライト前タイムリーヒットを放ち、ようやく1点を返します。なおも1死1塁で内川がライト前ヒットを打って1,2塁とチャンスを拡げる。ホームランが出れば一気に逆転の場面で阿部に打席が回るが、1塁走者・内川が飛び出してしまいアウト。日本にまさかの走塁ミスが生じ、傾きかけた流れが止まってしまった。そして阿部は2塁ゴロに倒れ3アウト。日本はこの回、1点しか返せず…。
そして9回、先頭の坂本が2塁ゴロで1死、続く糸井が四球を選び1死1塁。一発出れば同点の場面で、中田が三球三振に倒れ2アウト。そして代打・松井稼頭央がプエルトリコ6番手・カブレラの初球を打ち上げ、センターフライで試合終了。日本はプエルトリコに1−3で敗れ、3大会連続の決勝進出はなりませんでした。


試合結果 ワールドベースボールクラシック 2013/03/18(月)
PUE 100 000 200  3
JPN 000 000 010  1
【投手】
(プエルトリコ)M・サンティアゴ、デラトーレ、セデーニョ、フォンタネス、ロメロ、カブレラ−Y・モリーナ
(日本)前田健、能見、摂津、杉内、涌井、山口−阿部
【責任投手】
(勝)M・サンティアゴ2試合1勝1敗
(S)カブレラ4試合3S
(敗)前田健3試合2勝1敗
【本塁打】
(プエルトリコ)リオス1号2ラン(7回、能見)


侍JAPANのWBC3連覇への挑戦は、準決勝で幕を閉じました。試合前は勝てるかもしれなかったけど、前田投手が立ち上がりに失点したり、打線も4回から6回までの3イニング連続でスコアリングポジションに走者を置きながらも、あと1本が遠かった。終盤には能見投手が一発を食らって突き放され、8回に井端選手のヒットで1点返したけど、反撃はこの1点のみでした。相次ぐ拙攻もそうだし、8回1死1,2塁でのミスが大きく響きました。自分も一応この試合を見たけど、5回に1死1,2塁のチャンスで無得点に終わった時、「ああこれはダメだ」と思って見るのやめました。
今回のWBCは、日本人メジャーリーガー不在、国内組だけで大会に臨みましたが、強化試合での苦戦続きでアメリカに行けるかどうか不安でした。本大会に入ってからは1次ラウンド初戦のブラジル戦と中国戦で連勝したものの、キューバに完敗。2次ラウンドでは、台湾に2度もリードを許しながらも9回裏に土壇場で同点に追い付き、延長10回に中田翔選手の犠牲フライで逆転勝ち。次のオランダ戦では一発攻勢でコールド勝ち、オランダとの順位決定戦では、2回に8点奪いながらも終盤に猛反撃に遭い、一時は2点差に迫られるほどの辛勝でした。3連覇こそはかないませんでしたが、国内組だけでアメリカに行けたのは大したもんだと思います。けれど、ここまで来たからには決勝まで行ってほしかった…。



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